ネイサンチェン選手のGPF2019フリーのコレオシークエンスの採点について

GPF2019ネイサン·チェン選手のフリースケーティングのコレオグラフィックシークエンスについて 長くなったので単独記事にしました この要素のGOE(出来栄え点)はルールに基づいて採点が行われていないという決定的なものだと思います プロトコルの見方さえ知っていれば誰でも異常な点数に気がつくでしょう 簡単に結論から書くならばミスがあったにもかかわらず9人中7人のジャッジがGOEで満点をつけるという不正採点が行われました チェン選手のプロトコルはこれです コレオグラフィックシークエンスは11番目で要素の表記はChSq1です その右の数字3.00はコレオシークエンスの基礎点です さらに右の数字2.43は9人のジャッジがつけたGOEのうち上下をカットして係数を掛けたもの。最終的に点数として反映されるGOEの数字です さらに右に5,5,5,5,4,5,5,5,4と並んでいる数字は9人のジャッジそれぞれがつけたGOEです さらに右の数字5.43は基礎点と最終的なGOEを足したものでこの要素で獲得した点数です プロトコルの見方が分かったなら次はGOE採点ガイドラインを見てみましょう まずはプラス面です 今回の採点の異常さを理解するのには満点は+5であるということと、エラーがあればプラス面を考えたあとにGOEを引き下げることを知っているだけで十分なので読みとばしてもいいです  …

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GPF2019女子SP

SPはテクニカルは不明瞭なエッジのスルー以外は問題なさそうですね コストルナヤ選手 テクニカルの修正 この選手はもうエッジエラーは順位に関係ない場合にしか見られない気がする……。以前のガッツリ重度エラーの選手をスルーよりはマシだが 自己採点のGOE ※1 エッジエラー!-2※2 エッジエラー!-2 テクニカルの差異は2.24ジャッジの差異は1.35 トルソワ選手 ズレた手拍子止めて欲しい…要素が音楽と合ってるかを判断するのに邪魔なんだよーJ3の要素1番目以外は全部+4って目の前のものを見てたまたまそうなったんですかね? テクニカルの修正 3Fトゥで跳んでいないのと過度のプレロテエッジ全体は氷に付いてなさそうなので引き下げはいいかもだけどプラス面の2)は満たさないと思いますがJ3(スペイン),J4(ドイツ),J8(イタリア),J9(ロシア)が+4 3Lz+3T3Lzがトゥで跳んでいないのと過度のプレロテエッジ全体は氷に付いてなさそうなので引き下げはいいかもだけどプラス面の2)は満たさないと思いますがそもそも3Lzの着氷が堪えたように見えるので3)も満たさないのでは…J3(スペイン)が+4 自己採点のGOE ※1 回転不足UR-2※2 トラベリング-1 テクニカルの差異はなしジャッジの差異は1.41 シェルバコワ選手 テクニカルの修正 3Fトゥで跳んでいないのと過度のプレロテエッジ全体が氷…

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GPF2019男子SP

ファイナルは6人しかいないので久しぶりに自己採点GOEも書いてみました次の試合まで間があるのでのんびり書けるってのもあるけど 1つ目のはテクニカルを修正した場合の点数2つ目はテクニカルを修正してかつ自己採点GOEの点数 つまり1つ目の点数ではテクニカルによる盛り具合、1つ目と2つ目の点数の差がジャッジによる盛り具合の目安ですねテクニカルのみを見るとエラーがないならジャッジの盛り具合が反映されません逆にテクニカルがザルだとエラーがスルーだらけになるとジャッジが盛るつもりがなくても差異は大きくなりますテクニカルの差異よりもジャッジの差異の方がISUの思惑を反映していると思います あくまでテレビ放送を見てのものですけどね…ちなみに自分はプロトコルよりも厳しめなことが多いです 自己採点のGOEの()の中の数字で正数はプラス面で満たすと思う項目、負数は引き下げ真ん中が自己採点GOEに係数をかけたもの右は自己採点GOEとプロトコルのGOEとの差 引き下げ項目は下の※にて書いています エイモズ選手 テクニカルの修正 何の問題もないプロトコルだと思います GOEも自己採点 こちらもそんなに逸脱してないと思いますね テクニカルの差異はなしジャッジの差異は1.96 ジン選手 テクニカルの修正 FCSpアップワードが2回転未満でレベル3 GOEも自己採点 ※1 回転不足DG-3、1ジャンプの着氷が…

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