世界選手2018,女子SPの分析など




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試合が始まってからも
ジャッジパネルが誰なのか然るべきところに出てなかったのだけど?

いつも始まる前には出てたのに何で??




女子ジャッジパネル

Judge No.1    Mr. Matjaz KRUSEC    (スロベニア)
Judge No.2    Ms. Catherine L. TAYLOR (オーストラリア)
Judge No.3    Ms. Birgit FÖLL (ドイツ)
Judge No.4    Ms. Ko-Man TING (台湾)
Judge No.5    Ms. Anne G. SHEAN (アメリカ)
Judge No.6    Ms. Masako KUBOTA (日本)
Judge No.7    Ms. Marketa HORKLOVA (チェコ)
Judge No.8    Ms. Jung-Sue LEE (韓国)
Judge No.9    Mr. Allan BOEHM (スロバキア)



全体的にジャッジのGOE採点は厳しめのようで。


テクニカルは……最終グループまではお仕事できていたのだけど…





○樋口選手



2A → +2

 プラス項目 5つ
   2)明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
   4)高さおよび距離が十分
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   7) 開始から終了まで無駄な力が全くない


FCSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分


CCoSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分


3Lz+3T → -3

 プラス項目 1つ
   4)高さおよび距離が十分

 マイナス要素
   転倒 -3


3F → -1

 プラス項目 3つ
   4)高さおよび距離が十分
   6) 入りから出までの流れが十分
   8) 音楽構造に要素が合っている

 マイナス要素
   エッジエラー -2


StSq → +2

    プラス項目   4つ
   1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技
   2)シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
   3)シークエンス中に様々なステップを用いている
   5)全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持


LSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


自己採点のGOE合計は+2.2

で、プロトコルはこれ
Screenshot_20180322-145615.jpg
プロトコルのGOE合計は+1.53

自己採点との差は-0.67







○コストナー選手


3F+3T → +2

 プラス項目 4つ
   4)高さおよび距離が十分
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   8) 音楽構造に要素が合っている


3Lo → +2

 プラス項目 5つ
   4)高さおよび距離が十分
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   7) 開始から終了まで無駄な力が全くない
   8) 音楽構造に要素が合っている


FCSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分


2A → +2

 プラス項目 5つ
   4)高さおよび距離が十分
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   7) 開始から終了まで無駄な力が全くない
   8) 音楽構造に要素が合っている


LSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


StSq → +3

    プラス項目   6つ
   1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技
   2)シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
   3)シークエンス中に様々なステップを用いている
   4)深いはっきりとしたエッジ
   5)全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持
   8)要素が音楽構造を高めている


CCoSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


自己採点のGOE合計は+8.9

で、プロトコルはこれ
Screenshot_20180322-145459.jpg
プロトコルのGOE合計は+9.67

自己採点との差は+1.07




CCoSp
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最後のアップライトが2回転できているかな?
スケーティングレッグが伸びてから1回転ちょっとぐらいしかしてないような……。

2回転未満だとCCoSp3Vなので基礎点が2.5になりますね




○ザギトワ選手



FCSp → +2


    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


StSq → +2

    プラス項目   5つ
   1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技
   2)シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
   3)シークエンス中に様々なステップを用いている
   5)全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持
   8)要素が音楽構造を高めている


3Lz+3Lo → -1

 プラス項目 1つ
   8) 音楽構造に要素が合っている

 マイナス要素
   回転が足りない -1


3F → +2

 プラス項目 5つ
   3)空中での姿勢変形/ディレイド回転のジャンプ
   4)高さおよび距離が十分
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   8) 音楽構造に要素が合っている


2A → +2

 プラス項目 5つ
   2)明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   7) 開始から終了まで無駄な力が全くない
   8) 音楽構造に要素が合っている


LSp → +3

    プラス項目 6つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   5)良い、力強い姿勢
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


CCoSp → +3

    プラス項目 6つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   4)規定回転数を明らかに超えた回転
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


自己採点のGOE合計は+7.1

で、プロトコルはこれ
Screenshot_20180322-145519.jpg
プロトコルのGOE合計は+7.54

自己採点との差は+0.44




3Lz+3Lo
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3Loの回転が足りないかと

演技後のスロー2つ目を見るとギリギリDGを免れたかなって思うぐらいなのだけど、
URですらついてませんね〜。







○ソツコワ選手




3Lz+3T → 0

 プラス項目 3つ
   3)空中での姿勢変形/ディレイド回転のジャンプ
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分

 マイナス要素
   回転が足りない -1


CCoSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分


3F  → +1

 プラス項目 3つ
   3)空中での姿勢変形/ディレイド回転のジャンプ
   4)高さおよび距離が十分
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方


2A → +1

 プラス項目 3つ
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   8) 音楽構造に要素が合っている


FCSp → 0

    プラス項目 1つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分


StSq → +2

    プラス項目   5つ
   1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技
   2)シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
   3)シークエンス中に様々なステップを用いている
   4)深いはっきりとしたエッジ
   5)全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持


LSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


自己採点のGOE合計は+4.6

で、プロトコルはこれ
Screenshot_20180322-145607.jpg

プロトコルのGOE合計は+4.82

自己採点との差は+0.22





レイバックスピンのときに布切れみたいなのが足元に…危なかった
rakugaki_20180322151336657.jpg


いつ落ちたんだろう?
見返してもよく分からなかった。スピンに入る前には氷の上にあるし。

減点もついていない
衣装の一部の氷上落下の減点-1のお仕事しないといけないのはレフェリーですよ





TESカウンターが演技後に妙な動きをしていました
フジTVの放送ではCMになったので、ライストの方ですよ


演技後37.80 → 35.95 → 35.72 → 35.62 → 35.50で消える
得点発表時のTESは37.88




37.80から35.95では1.85マイナスになっている

これだけ一気に下がったのは
回転不足かエッジエラー、レベルで基礎点が下がったためだと思うのだが……


フジTVのTESカウンターの下の色マスからレビューがあったのは3Lz+3TとLSp

LSpはLSp4からLSpBになったとしても基礎点はマイナス1.5
3Lzは回転不足URだと基礎点はマイナス1.8
3Tは回転不足URだと基礎点はマイナス1.3


これらから3Lzの回転不足の基礎点の減点幅と37.80から35.95のマイナスはほぼ同じなので、
一度3Lzは回転不足判定にしたのでは?


だが、取り消された……??





3Lz+3T
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3Lzは回転不足で合ってると思うけどな





○オズモンド選手




3F+3T → +2

 プラス項目 4つ
   2)明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
   4)高さおよび距離が十分
   6) 入りから出までの流れが十分
   8) 音楽構造に要素が合っている


3Lz → -1

 プラス項目 1つ
   4)高さおよび距離が十分

 マイナス要素
   エッジエラー -1


FCSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分


2A → -3

 プラス項目 1つ
   2)明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る

 マイナス要素
   ステップアウト -2
   片手がタッチ·ダウン   -1


LSp → +2

    プラス項目 5つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


StSq → +3

    プラス項目   6つ
   1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技
   2)シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
   3)シークエンス中に様々なステップを用いている
   4)深いはっきりとしたエッジ
   5)全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持
   8)要素が音楽構造を高めている


CCoSp → +2

    プラス項目 5つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


自己採点のGOE合計は+4.3

で、プロトコルはこれ
Screenshot_20180322-145539.jpg
プロトコルのGOE合計は+4

自己採点との差は-0.3




○宮原選手



3Lz+3T → -1

 プラス項目 1つ
   8) 音楽構造に要素が合っている

 マイナス要素
   回転不足 -1


FCSp → +2

    プラス項目 4つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分


CCoSp → +2

    プラス項目 5つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   3)全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


3Lo → +1

 プラス項目 2つ
   6) 入りから出までの流れが十分
   8) 音楽構造に要素が合っている


StSq → +3

    プラス項目   7つ
   1)エネルギーが十分で焦点の定まった演技
   2)シークエンス中のスピード、またはスピードの加速が十分
   3)シークエンス中に様々なステップを用いている
   4)深いはっきりとしたエッジ
   5)全身が関わり十分にコントロールされた正確なステップを維持
   7)開始から終了まで無駄な力が全くない
   8)要素が音楽構造を高めている


2A → +2

 プラス項目 4つ
   5)四肢を十分に伸ばした着氷姿勢/独創的な出方
   6) 入りから出までの流れが十分
   7) 開始から終了まで無駄な力が全くない
   8) 音楽構造に要素が合っている


LSp → +3

    プラス項目 6つ
   1)スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
   2)すばやくスピンの軸をとることができる
   4)規定回転数を明らかに超えた回転
   5)良い、力強い姿勢
   7)全局面でのコントロールが十分
   8)音楽構造に要素が合っている


自己採点のGOE合計は+6.6

で、プロトコルはこれ
Screenshot_20180322-145529.jpg

プロトコルのGOEの合計は+6.25

自己採点との差は-0.35





3Lz+3Tの時に解説がめっちゃ残念そうな声出してるね
でも3Lzの軸が云々いっても回転不足には言及せず


得点が出てから実況が指摘






最終グループは
テクニカルがお仕事できない時があったんでしょうかねぇ……。



理由を考えてみた

コストナー ⇒ ホームだから
      (↑↑ 最後のスピンの見逃しは今までもけっこうあるぞ)


ザギトワ ⇒ 五輪金メダリストが直後の世界選手権に来てくれたので…!
      (↑↑ソチ金で直後のホーム開催世界選手権の選手に何してくれたっけ?😈)

ソツコワ ⇒ 3枠が危なくなるかもしれないので…
      (↑↑ 補欠から明らかにダメな方を連れてきて何言ってんの?)







話を変えます




宇野選手が右足甲を痛めたとかいう情報が…靴が合わない為だとか?


これまでの情報を時系列にならべると

3/14に早々に日本を出発して3/16にはアゴラリンクで練習している情報あり

3/19には練習で4FのDGレベルの着氷を連発しているレポあり
五輪後に靴を新調してしっくりこないとの記事あり

3/20には普通に歩いて練習に出てきて、約5分慣らしで滑った後に練習を切り上げて、
関係者に背負われて足首を氷嚢でアイシングしていた記事あり

3/21にはSPのジャンプ構成を変更するらしく、
4T,3S+3T,3Aで練習しているとの情報。3A+1Lo+3Fは跳んでいるとの情報あり
レントゲン検査をしたと情報あり。右足甲を痛めたとの情報はこの時にでる。




右足甲を痛めたっていうか…ただの靴擦れだよな……
靴擦れで痛めたってアピールする五輪銀メダリストとか……………






でも、靴が合ってないなら何で勝手がきかないであろうイタリアに
早々に出発しているのか?


足の甲が痛いのに足首のアイシングの情報は何なのか??
足の裏ならまだ分かるが、足の甲なら普通自分で歩かないか???


靴擦れなら何でレントゲン検査なんてしているのか????


さらに新調したという靴にテーピングをしている情報あり。





謎すぎるって……。胡散臭い。
演技後に右足甲に感謝でもするか??





まあ、パフォーマンスっぽいのは置いといて、構成を4T,3S+3Tx,3Axに変えるなら
基礎点は全てレベル4で揃えた場合42.82になる

これまでの4F,4T+3Tx,3Aとは基礎点が8.49も低いので、単純計算だと
いつもノーミス風で103-104なので変更後のノーミス風だと94-95ぐらいだよねぇ。


……ってか、3F+3Tぐらいはやらないの?
シニア1年目まではSPに入れてたよね??
全日本だけど、それでクワド1本で97出てたよな〜。




ちなみにクワド1本でSP100点以上出した選手はこれまで2人だけ



羽生選手 ソチ五輪 101.45
4T,3Ax,3Lz+3Tx TES 54.84(基礎点43.96),PCS 46.61


チャン選手 世界選手権2017ヘルシンキ大会 102.13
4T+3T,3A,3Lzx TES 54.11 (基礎点42.90),PCS 48.02





今までクワドの本数でごまかしてきた感があるけどね。
この点数超えさせてしまうかしら?


最終滑走になっているが、どうするか見もの
SPで3位以上でないと、FSも最終滑走にできないからなー。