トンデモ採点まとめ、フィギュアスケート2019-2020



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主観の違いです、レビュー映像が違うから…なんて言えないもののまとめ

男女シングルの自分が見てて気づいたもののみなので、実際はもっとあるかもしれない





チェックしたプロトコル

シニアGPSとGPFの男女シングル全選手
四大陸選手権の男女シングル選手
欧州選手権の男女シングル全選手




昨日の記事はこの記事を書く過程でつくったメモをペタペタ貼っただけですね

B級試合は無視です、ハイ

ジュニアはGPSの人数多すぎなので自分は諦めました






時系列順です





試合:GPS2019アメリカ大会男子FS


選手:2番滑走 Roman SAVOSIN 




プロトコル

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問題部分:ChSq1(要素13番目)


要素詳細:
予定構成では要素7番目がChSqとなっている。しかし、演技中にTESカウンターではChSqと表示された瞬間は演技中のどこにもなかった(この試合ではTESカウンターの表示自体が表示されたり消えたりしていてサボシン選手の演技中は要素2番目から演技終了後までであった)。

プロトコルでは要素7番目が空白になっており、要素13番目がChSq1に。フリースケーティングでは要素の数は12であり、演技そのものはCCoSpで終了している。CCoSpは要素12番目となっている。


とんでもない点とは:
TESカウンターから演技中にChSqのコールがなかった。

演技後にChSqっぽいところを採点して付け足した可能性。ただ、これではどこをChSqとしたか分からず、演技中にGOEをつけていないことになる。演技中にGOEをつけないのであれば点数を操作(順位を上にしたければ甘く、下げたければ厳しく)することが容易であるし、どこをChSq扱いしたか分からないので都合いい部分を勝手にChSqとして短すぎでGOE引き下げなんてこともできるということになる。


関わった審判:
要素のコールミスであるので

テクニカルコントローラーのMs. Beth CRANE(カナダ)

テクニカルスペシャリストのMs. Myriam LORIOL-OBERWILER(スイス)←五輪スペシャリスト経験者

アシスタントテクニカルスペシャリストのMr. Gilberto VIADANA(イタリア)

監督責任のあるレフェリーはMs. Yukiko OKABE(日本)←五輪ジャッジ経験者












試合:GPS2019アメリカ大会女子FS


選手:12番滑走 Bradie TENNELL 




プロトコル

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問題部分:3Lz+2T(要素7番目)


要素詳細:
プロトコルでは3Lz+2Tの表記であるが実際に行われたのは3Lz+3T(3Tは回転不足UR)だった。


とんでもない点とは:
ジャンプの回転数を間違えている。

2Tの基礎点は1.3であり3Tの基礎点は4.2である。演技後半に行なわれ基礎点は1.1倍されるため3Tであれば3.19点高くなる。

3Tは回転不足を取られる可能性のあるものだったが、回転不足をとられて基礎点とGOEの引き下げを行なった場合でも2Tよりは高くなる。GOEの引き下げ-2なら+1.09、引き下げ-1なら+1.68高くなる。

通常、演技中のコールでジャンプの回転数を間違っていても演技後のレビューで訂正されるためレビューを行わなかった可能性が高い。ジャンプのレビューは回転数に疑いのある場合を除けば回転不足やエッジエラーによる引き下げである。回転不足判定をする気がなかったためレビューをせずに結果として演技中の回転数の間違いがそのままになった可能性がある。

また、この回転数の間違いはプロトコルと演技を合わせて見れば誰でも気がつくようなミスであり、上位選手に起こったため試合後に問題となった。しかし、ISUは順位が変わらないためとして放置した。


関わった審判:
要素の判定のミスであるので

テクニカルコントローラーのMs. Kerstin KIMMINUS(ドイツ)←五輪ジャッジ経験者

テクニカルスペシャリストのMr. Gilberto VIADANA(イタリア)

アシスタントテクニカルスペシャリストのMs. Myriam LORIOL-OBERWILER(スイス)←五輪スペシャリスト経験者

監督責任のあるレフェリーはMs. Laimute KRAUZIENE(リトアニア)








試合:GPS2019カナダ大会女子FS


選手:7番滑走 Gabrielle DALEMAN 




プロトコル

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問題部分:FCCoSp3(要素10番目)


要素詳細:
FCCoSp中にレベル特徴として試みたのはキャメルアップワードの2回転と非基本姿勢の2回転とシットビハインドの8回転。レベル特徴としてアップライトがないためレベル特徴以外にもアップライトで2回転しなければ基本姿勢として2つしかないのだが行わなかった。(実際に行われたものは回転数が足りないように見えるものが複数あるのだが、主観の違いとしてここでは無視する)


とんでもない点とは:
実際には行わなかったものを行われたとしてしまっている。

非基本姿勢はシットのブロークンの腰を浮かせたような姿勢なのでアップライトフォワードとして扱うのも無理がある。
基本姿勢がキャメルとシットの2つだけのため記号Vが獲得されるのだがプロトコルでは反映されていない。そのため基礎点が実際に行われたものより高くなっている。記号Vを獲得したレベル3は基礎点2.25であるため基礎点とGOEの係数の違いも合わせると0.88高くなった。



関わった審判:
要素の判定の誤審であるので

テクニカルコントローラーのMs. Karen ARCHER(イギリス)

テクニカルスペシャリストのMs. Masako KAWAI(日本)

アシスタントテクニカルスペシャリストのMr. Clarence ONG(オーストラリア)

監督責任のあるレフェリーはMr. Fabio BIANCHETTI(イタリア)←五輪コントローラー経験者







試合:GPファイナル2019男子FS


選手:6番滑走 Nathan CHEN 




プロトコル

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問題部分:ChSq1(要素11番目)


要素詳細:
この要素ではスライディングムーブメントの後のスリーターンの後にGOEのエラーに対する引き下げのうちの1つである『つまづき』があった。


とんでもない点とは:
全てのジャッジがエラーを無視した採点を行なった。

GOEはまずプラス面を考慮してGOE評価の起点とし、次にエラーの引き下げして最終GOEとする。

つまづきがあった場合プラス面の2)3)5)6)は確実に満たさないためGOE評価の起点は最大で+2、最小で0である。エラーに対するGOEの引き下げにおいて『つまづき -1to-3』であるので最終GOEは計算上では最大で+1、最小で-3である。

9人中7人が+5、2人が+4としており誰1人としてルールに基づいた採点を行わなかった。

また、GOE+5は満点であるためルールが全く頭に入っていなくともエラーがあったと判断したなら満点は避けるのが普通だと思うが、それすらほぼしなかった。

LIVE放送のTESカウンターにおいてはこの要素が終わる前にGOE満点の表示がされ、次の要素が表示されるまでそれが続いていた。エラーであるつまづきはGOEの表示が出る前に起こっている。

このエラー無視によってGOEは計算上では最小で1.93、最大で3.93高くなっている。


関わった審判:
GOEの採点であるので

Judge No.1    Mr. Anthony LEROY (フランス)←五輪ジャッジ経験者

Judge No.2    Ms. Wei SHI (中国)

Judge No.3    Ms. Elisabeth BINDER (オーストリア)

Judge No.4    Ms. Olga KOZHEMYAKINA (ロシア)←五輪ジャッジ経験者

Judge No.5    Ms. Mami MAEDA (日本)

Judge No.6    Mr. Walter TOIGO (イタリア)

Judge No.7    Ms. Wendy ENZMANN (アメリカ)

Judge No.8    Ms. Salome CHIGOGIDZE (ジョージア)

Judge No.9    Ms. Deborah ISLAM (カナダ)←五輪ジャッジ経験者

監督責任のあるレフェリーはMs. Margaret WORSFOLD(イギリス)







試合:欧州選手権2020男子SP


選手:6番滑走 Matyas BELOHRADSKY


演技動画:https://youtu.be/WuO-30SR_l0 54:00頃~


プロトコル

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問題部分:CCoSp4(要素7番目)


要素詳細:
このスピンで試みたレベル特徴は難しい入り方、同じ足でのジャンプ、アップライトフォワード、足換え後の足で3基本姿勢。しかし、難しい入り方は要素5番目のCCSpでも行われていた。


とんでもない点とは:
ルール上認定してはならないものを認定している

難しい入り方はプログラム中で最初に試みられた一度のみ数えられる。CCoSpで行われたレベル特徴は4つである。前に行なったCCSpで難しい入り方を数えてレベル4としているのに、後で行われたCCoSpでも難しい入り方を数えてレベル4としたとしか考えられない。


関わった審判:
要素の判定の誤審であるので

テクニカルコントローラーのMs. Yukiko OKABE(日本)←五輪ジャッジ経験者

テクニカルスペシャリストのMs. Annemie de PRETER(ベルギー)

アシスタントテクニカルスペシャリストのMs. Claudia UNGER(ドイツ)

監督責任のあるレフェリーはMs. Beatrice PFISTER(スイス)←五輪レフェリー経験者






試合:欧州選手権2020男子FS


選手:5番滑走 Sondre ODDVOLL BOE


演技動画:https://youtu.be/obe_WTRy_aU 45:10頃~ 問題部分は48:00過ぎ


プロトコル

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問題部分:3S(要素7番目)
gifもどうぞ
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要素詳細:
TESカウンターで3Sと速報されプロトコルでも要素7番目は3Sとなっているが、実際に行われた要素は3Tであった。点数が出たあとにJ-SPORTSの解説も言及している。予定構成では要素7番目は3Tと書かれていた。


とんでもない点とは:
ジャンプの種類を間違えている。

見分けにくい跳び方にも見えず、跳んだ位置はジャッジ席の真ん前でトゥをつく音も動画では聞こえる。予定構成どおりに行われたにもかかわらずに間違えている。

ジャンプは種類によって基礎点が決まっており、さらにGOEの係数も種類によって変わる。今回間違えられたことによる点数は基礎点とGOE合わせて0.11高くなっている。

さらに今回のケースには当てはまらなかったが、ジャンプの種類を変えられてしまうと『すべてのトリプルおよびクワドラプル·ジャンプのうち、2種類のみを2回行うことができる』『これら2回行った両方がソロ·ジャンプの場合、これらソロ·ジャンプのうち2つめに記号“+REP”が付き、本来のジャンプの基礎点の70%になる』というこれらのルールにいつの間にか引っかかてしまいノーカンや減点されるということもあり得てしまうということである。


関わった審判:
要素の判定はテクニカルが行なう

テクニカルコントローラーのMs. Yukiko OKABE(日本)←五輪ジャッジ経験者

テクニカルスペシャリストのMs. Annemie de PRETER(ベルギー)

アシスタントテクニカルスペシャリストのMs. Claudia UNGER(ドイツ)

監督責任のあるレフェリーはMs. Beatrice PFISTER(スイス)←五輪レフェリー経験者







試合:欧州選手権2020男子FS


選手:14番滑走 Gabriele FRANGIPANI 


演技動画:https://youtu.be/obe_WTRy_aU 2:26:00頃~


プロトコル

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問題部分:Deductions:Falls -2.00(2)


詳細:
演技中にあった転倒は3Lzの着氷時のみ。しかし、プロトコルではFalls -2.00(2)であるため転倒は2回あったと判定されている。

転倒とはスケーターがコントロールを失い、体重の大半がブレード以外の体の部位(手、膝、背中、臀部または腕〔場所を問わず〕)によって支えられた状態である。

3Lzの着氷以外で転倒と判定される可能性のあるところはStSqの左足のクラスターの前に手を氷につくところとChSqのスライディングムーブメントとフィニッシュ時に手をつくところである。

StSqの手をつくところは他の試合でも行なっていて振り付けで行なっているものであり、そもそも体重の大半が手にのっているものではなく氷を軽くタッチしているだけである。ジャッジのGOEを見ても転倒扱いであれば-3以下となるがそのような評価はない。

ChSqのスライディングムーブメントもコントロールを失ったり乱れたようには見えず、ジャッジのGOEを見ても転倒扱いであれば-3以下となるがそのような評価はない。

フィニッシュも乱れて手をついたようには見えなかった。


とんでもない点とは:
演技中にない違反行為をとられたことになる。

転倒1回では減点は-1であり、転倒2回では減点は-2であるため違反行為にによる減点の違いで1点低くなっている。

また、転倒が1回と複数回ではPCSの最高点が変わる。

転倒が1回の場合のFSのPCSの最高点は(9.75+9.75+9.50+9.75+9.50)×2=96.50である。
転倒が複数回の場合のFSのPCSの最高点は(9.25+9.25+8.75+9.25+8.75)×2=90.25である。

フランジパーニ選手はPCSの最高点を出せる選手ではないのだが、もし仮にPCSの最高点を出せる選手が1回の転倒であった演技を不当に複数回の転倒扱いになった場合は6.25点も低くなるということである。

つまり、転倒1回だったのがいつの間にか2回になってしまうと7.25点も変わる可能性があるということである


関わった審判:
転倒の判定はテクニカルが行なう

テクニカルコントローラーのMs. Yukiko OKABE(日本)←五輪ジャッジ経験者

テクニカルスペシャリストのMs. Annemie de PRETER(ベルギー)

アシスタントテクニカルスペシャリストのMs. Claudia UNGER(ドイツ)

監督責任のあるレフェリーはMs. Beatrice PFISTER(スイス)←五輪レフェリー経験者









試合:欧州選手権2020女子FS


選手:21番滑走 Alexia PAGANINI アレクシア・パガニーニ選手


演技動画:https://youtu.be/iqANPkXkygc 3:31:30頃~


プロトコル

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問題部分:ChSq1(要素13番目)


詳細:
予定構成では要素4番目がChSqだった。そして演技中のTESカウンターでも要素3番目の3Sの後、要素4番目にChSq1としてGOE+0.50と表示された。演技そのものはCCoSpで終了している。CCoSpは要素12番目となっている。

プロトコルでは演技中に表示された4番目のChSq1が空白となり、要素13番目がChSq1となっている。


とんでもない点とは:
演技中にChSqとコールしたところとは別の部分をChSqとした可能性がある。

選手がただの繋ぎとして行なったものがChSqとして採点された可能性。

もっともこの選手はシーズン前半とはプログラムが変わっており、1つ前の試合ではChSqは要素4番目ではなかったため予定構成の方が間違っていた可能性もある。

しかし、演技のどの部分をChSqとして採点されたかも分からないし、演技中にGOEをつけていないことになる。演技中にGOEをつけないのであれば点数を操作(順位を上にしたければ甘く、下げたければ厳しく)することが容易であるし、どこをChSq扱いしたか分からないので都合いい部分を勝手にChSqとして短すぎでGOE引き下げなんてこともできるということになる。


関わった審判:
要素のコールミスであるので

テクニカルコントローラーのMs. Emilie BILLOW(スウェーデン)

テクニカルスペシャリスのMr. Shin AMANO(日本)

アシスタントテクニカルスペシャリスのMs. Katerina KAMBERSKA(チェコ)←五輪スペシャリスト経験者

監督責任のあるレフェリーはMs. Nadezhda FIODOROVA(ベラルーシ)









シニアA級試合のみのチェックなのですが
なんかもう、思いつく限りの誤審をやったんじゃないかなってシーズンでした

しかも、全事例に資格最高位の五輪審判が関与しています
次のシーズンは良くなって欲しいという思いを裏切られ続けているように思います

悪くなり続けていますね






来シーズンはまともな採点になりますように




その前に新型コロナが収束しないとね…。

新型コロナにオルベスコが有効だと文献で発表があったと聞いたが、
現状ではオルベスコは出荷調整がかかってこれまで喘息治療で使っていた人が優先されている

新型コロナにはまだ本格的に使っていないと思うのね


試験段階には入るようだが
 ↓↓
帝人ファーマ 吸入ステロイド薬・オルベスコで2万本確保 新型コロナの臨床研究で

製薬協 会員社、厚労省要請の新型コロナ治療薬のスクリーニングに用いる原薬など提供


オルベスコは使用可能薬リストに記載があるのでアスリートも使用可能です



まあ、収束しても10月のワールドはいらんけど
選手が大変すぎるし、新旧のルールがごっちゃになって、まともな採点できると思えないから