地上波ディレイ放送でのチェック
ペアとアイスダンスの演技もしてたけど、ペアのりくりゅう組が劇的に上手くなっててビックリした。
一方でワールドチャンピオンの組はとてもてっぺん取った組の演技に見えなかったんだけど。
ワールドでトップグループ大自爆でもして優勝だったのか?とプロトコルを覗いたらこの組に普通にPCS9点台が出ててそっ閉じした。
画面越しではこの組の良さが分かりにくいか、この試合は超甘採点だったということにしとこう、うん。
Shoma UNO (-2.95)
3A+4T<
解説演技中「回転は足りてたと思います」←普通に足りないと思ったが
演技直後も足りてると言ってて、演技後のスロー映像では足りないと言う
UR判定が出たから言ったって感じだな
判定とズレたことは言えないのかな〜?
2019国別は回転不足無視したけど今回は取ったのね
それにしても、計算上はプログラム中の4T2本とも転倒するなら3A+4TにしたほうがTESは上がるんだな
3Aと4Tを分けて行なうと3Aと4T<と4T+REPなので3AにGOEが平均+3としたら合計16.10。
さらにリカバリーにセカンド2Tをどこかに入れると仮定したら合わせると17.40。
リカバリーが後半だとしても17.53(する余地はなさそうってのは置いといて)
さらに4T+REPを後半にしても18.20。
つまり3Aと4Tを分けて行ない、4Tで2回転倒すると計算上は16~18ぐらい
今回行った3A+4T<と4Tとジャンプ1つ入れる余地ができて入れた2Aでは合計20.90になっているので。
まあ、2回転倒するとシリアスエラーでPCSがガクッと下がってしまうかもしれないけど
4F
踏み切りは酷いけど着氷は足りてるかな
いいことだけど、GOEの盛りがいつもよりも少なめなのどうしたん?
FCSp3
フライングエントリーの難しいバリエーション
チェンジエッジ
アップワードで2回転
フォワードで2回転(できていない)
でレベル3だと思うのだが、このあとのスピンのレベル判定のために書いとく
FCCoSp4→FCCoSp3V
フライングエントリー(通常のもの)
キャメルアップワード(2回目)が2回転できてない
シットフォワードで2回転
ジャンプによる足換え
シットサイドウェイズで2回転
アップライトで2回転
TESカウンターではFCCoSpがFSSp扱いになっていました。プロトコルでは修正されています。
キャメルも足換えもアップライトも無視してコールしたって酷いな。
そしてシットの部分しかカウントしてないならレベル3までにしかならない(ジャンプによる足換えは同じ足でのジャンプと間違えたとする)のにレベル4になってたし。
そして、修正したと見せかけてキャメルアップワードは2回目なのでレベル特徴としてはたとえ2回転してようともカウントされないハズだがそのルールを無視したと。
FCSpで行ったものもFCCoSpで行ったものもキャメルアップワードをサイドウェイズ扱いは無理があると思う。どちらもけっこうひねっているから
ChSq1
思いっきり手で支えて上体が氷面に全然水平になっていないクリムキンイーグルですね
体幹大丈夫か?
そしてこの要素にGOE+4とかつけないで欲しい。
CCoSp4→CCoSp4V
キャメルが2回転していない
解説「後半にきてもスピンの回転軸がいいですね」←言い始めたらトラベリングしだしたけど
GOE+4をつけたJ2は確実にスルーですね
PCSも2転倒だと86は出てなかったっけ?
適正値に近づくのは喜ばしいが
ただ、日本ジャッジは平均よりも+2.7ともっとも高くつけてますので。
Roman SADOVSKY (-1.70)
4S+REP→4S<+REP
120°は足りないかな
3Lz+REP→3Lzq+REP
Mikhail KOLYADA (-0.13)
StSq3
SPと同じだと言われてたステップがシーズンラストにどうなったかは、反転させただけで行なっているのは同じままだった
その後のスピンの入り方も同じだし
そしてつまづいてませんでした?
なんだか半数は明らかにGOEに反映させてないけど
高難度ジャンプに安定感が出てきたのは喜ばしいが、以前は3Aの前にブラケットとかしてたのが消えててちょい寂しいね
ま、難しい入り方をしてもジャンプそのものを失敗してたら、点数としてはマイナスしかないのが現状ではあるのだが
PCSがSPよりもずいぶん上がってどうした?
SPのプログラムはお気に召さなかった集団か?
そしてカナダはブレずに全体での最低PCSですな
Kevin AYMOZ (-2.53)
4T→4Tq
3A+SEQ+2T*
3Aでステップアウトしたあとに2Tをつけました
フリーの場合は+SEQ扱いなので3Aの基礎点が0.8倍になります
ステップアウトのあとになにもしなかったら+REP扱いなので3Aの基礎点は0.7倍になります
つまり、この後のジャンプで2Tをつけられそうにないと感じたら+SEQ扱いにしたほうがお得ということ
今回は結果的にはつけられそうだったけど
もっとも2Tではなく2Sを跳んだ場合、3Aの着氷がステップアウト扱いされなければ3A+1Eu<<+2Sになるので3連続がまだでステップアウトしたらサルコウをつけてごまかす方がよかったりする
そんなことよりもこのジャンプ、イナバウアーから直跳びなんですけど
にも関わらず、GOE-4をつけてるのが2人もいるってどういうこと?
プラス面は1つは確実に当てはまって引き下げはステップアウトの-3~-4だから最終GOEが-4にはならない
イナバウアーしてても見落とすならもうルールが頭にないとしか思わんわ
3F→3F!
Jason BROWN
3Lz→3Lz!
コケたので点数に影響はないけど
Yuzuru HANYU
3A+2T
やっぱりなぁ…。って感じ。
激塩採点はやり逃げできるFSでするよな
イナバウアーすらわかんない連中に、このジャンプの前のステップけっこう難しいと思うと言っても無駄だろうし
何が言いたいって何で+5が1個もないんですかね?
3Lo
簡単そうにしてるけど、4Loと全然違う入り方してるとか見てないんだろうな…、そもそも目の前の演技見てないんじゃないかってGOEが半数だが
StSq3
左足クラスターを見られたかな?
GOE係数の小さい要素は+5もつけます。
全くないと不自然すぎるので。
ただし、また半数ですってことでいいですか?
4T+1Eu+3S
3Sの着氷は堪え+次の動作かステップアウトのごまかしか?
スケーティングレッグはスリーターンしててフリーフット側に体重の過半が乗ったようには見えないから堪え+次の動作かな??
解説は演技後のスローでステップアウト気味と言ってるが、GOEを見る限りではステップアウト扱いにしたかもなジャッジは1人だけのご様子
3A
解説「こちらは本当に素晴らしいジャンプでしたのでプラス…3~4、4の多い評価になっています。それぐらい、本当に、疲れてくる後半であれだけのクオリティの高い3Aを跳べるというのは本当に凄いことですね」←自分が言ってる3Aの質とジャッジからの評価が一致してなくないか?
GOE+5が1個もないって矛盾がさ。
そして、自分ならこういう評価だと思うっての今回は言ってないな
ChSq1
GOE係数の小さい要素は+5もつけます。
全くないと不自然すぎるので。
ただし、また半数ですってことでいいですか?
+5が多くてもおかしくない要素はいつも+5が半数ってさすがに不自然すぎるだろ
CCoSp4
ワールドでちょこっとあった非基本姿勢がなくなってました
ってことは、ワールドでは間違えたってことかな?
いつも打ち落としたくなる天井カメラがこの試合は珍しくいい仕事してる
そしてPCS
GOE平均でマイナスついた要素は1つもないのですが、ずいぶん低いね
ジャンプの回転抜けは音楽との関係にあまり影響しないからPCSにもあまり影響しないんじゃなかったんかい?
そして演技後の一問一答で気になったんだが
「今回も世界選手権終わってから、ずっと体調が良かったわけではなかったので。まあストレスもあったり、かなり疲れもあったり、お腹も壊していたり。」
えーっと、お腹壊してたりって現在進行形ではなく過去形だよな?
下痢してると腸内細菌叢が乱れててそれが免疫力低下を招くのだが。
万全の感染症対策してますをやたら強調してるってのに感染症からもっとも守らないといけないレベル1の選手を免疫力低下状態で試合させてたってことは無いよなISUおよび日本スケート連盟よ??
余談だが常在菌は腸内だけでなく口の中にもいて、口の中のも免疫と関わっている。
だから何の症状もないのにイソジンとかでうがいするのは甲状腺の問題だけではなく免疫の観点からも駄目だぞ。
大阪開催だから書いてみた。
Nathan CHEN (-2.59)
4T+1Eu+1F→4Tq+1Eu+1F
3A
低空で踏み切りちょろまかしですね
プラス面の1)2)は満たさないのでGOE+4つけるなよ
FCCoSp4→FCCoSp3
足を換えずに行われるジャンプから2回転以内に基本姿勢になっていない
というかジャンプの後にシットポジションになっていない
今シーズンずーっと無視されてるな、シットポジションが高すぎなの
まあ、回ってたら何でもいいんでしょうね
演技後に会場の拍手が大きくなるように音量いじってないか?
違和感を感じるところがあるんだが
演技後スロー時
解説「彼もあのージャンプの技術としては素晴らしいものを持っていてとてもこう無駄のない動き、そして高さ着氷姿勢ですね、そういったところを満たしていますのでプラス3以上の評価になってきますね」←全く同意できないところがいくつかあるんだが。やはりこの選手はどんなものでもプラス面満たすってことでOKですか
解説「こういった表現の自由の部分ですね。あのー、特にコレオシークエンス最後の部分なんですけども、感情を爆発するところが、本当にこう彼の持ち味だと思うので、こういったあの中間のステップというところでもそういった感情表現というとこがもっともっと見えてくると、彼の芸術性っていうところがもっとこう氷に映し出されるのかなという感じがします。ここですね。ここからのこの感情のこの起伏といいますか、この爆発っていうのがもっともっとこう全体的に散りばめられるとさらにいいのかなと思うんですけれど、ただ動きの美しさ動作の正確性っていうところは、やっぱりあの彼の武器だと思います」←ステップだけではなくコレオシークエンスまでずーっとって言う方が正しいとは思うのだが、こんなことテレビ地上波試合の解説で言っちゃって大丈夫か(@_@;)
思いっきりPCSに関することを指摘しているが
このFSで特に酷くメガ特大盛りしてるのがPCSだぞ
動きの美しさ動作の正確性に関しては同意しかねる。
とりあえず、腕を動かすときは肩から動かすぐらいはして欲しいし、指先足先まで神経が行き届いていないと思う。
シニアに上がりたてってのならまあ…、なのだがこれがずーっとシニアのワールドチャンピオンだからな。
というよりも、シニア1年目の海賊のプログラムの方がその辺は上手かったと思う。今は試合ではできていない。
そしてこれが全選手で全項目で最高得点もらってるとかもうドン引きしかない。
これ見てみ
今回ブラウン選手はコケとったが、羽生選手はシリアスエラーないよ?
SSにしてもテレビの画面越しでもトウで引っ掻いた音が聞こえたし、項目みてもここが全選手の中でも優れてますって言えそうなところって無い。マジで。でも最高得点。
TRも羽生選手に並んで最高得点とか。
っていうか、もういちいち書くのも面倒いからPCSの項目全部コピペするわ
これらが全選手の中でもっとも優れているとは全く思わん。
今回のPCSは雑にジャンプ練習を繰り返すだけの動作がプログラムを演じてるものよりも優れていると評価した。
プログラムを演じた他の選手たちへの侮辱でしかない。
ちょっと高めをウロウロするのならともかく、今の男子シングルでの最高評価をしたということだ。
少なくとも私にとってこのFSのPCSの評価は「男子シングルの競技はルールの元では行われてなどいない」とISUは宣言したと同義だ
お遊び試合でもやっていいことと悪いことがあるんだよ
◯スケーティング(SS)
総合的なクリーンさや確実性,スケーティングの諸手段(エッジ,ステップ,ターン等)を自在に駆使することで示されるエッジ・コントロールや氷上における流れ,明確な技術,無理のない加速やスピード変化を指す.
- ディープ・エッジ,ステップ,ターン
- バランス,リズミカルな膝の動き,足運びの正確さ
- 流れ(滑らかな動き)と滑り(エッジの推進)
- パワー,スピード,加減速の多彩な利用
- あらゆる方向へのスケーティング
- 片足でのスケーティング
◯トランジション(TR)
要素をつなぐ部分で,一定の目的のもと,複雑なフットワーク,ポジション,動作,ホールドを多彩に組み合わせたもの.
- 要素から次の要素までの連続した動き体の動き
- 多様さ
- 難しさ
- 質
◯パフォーマンス(PE)
スケーター/ペア/カップルが氷上で音楽と構成の意図を示すにあたり,体の動き,感情の表現,知性の表出が十分にあること.
- 体の動き,感情の表現,知性の表出,投射
- 表現の映し出し
- 身のこなしと動作の明確さ
- 動きやエネルギーの多様さとめりはり
- 独特性/個性
◯コンポジション(CO)
計画的,発展的,および/または独創的な各種動作の構成のことで,音楽のフレーズ,空間,パターン,構造の諸原則に従う.
- 目的(アイデア,コンセプト,ビジョン,雰囲気)
- パターン/氷面全体の活用
- 空間と動きの多次元的利用
- フレーズと構成(楽曲の区切り毎に合わせた振り付けと動き) フレーズ=メロディラインの自然な一区切り
- 構成の独創性
◯インタープリテーション(IN)
音楽のリズム,特徴,内容を個性的で創造的かつ純粋に氷上の演技へ移し換えること.
- 音楽に合った動作とステップ(タイミング)
- 音楽の特徴/雰囲気およびリズムの表現(はっきり特定できる場合)
- 音楽の細かな部分やニュアンスを反映する技巧
おまけ
羽生選手がGOE+5を半数以上(ジャッジ9人の場合は4人以上)からもらった要素をまとめてみた
GOEが-5~+5に改正されてから出場したのは13試合
全ての試合を見返して
「プラス面の項目全部満たしてるし満点でしょ?」
と思うものだけを抜き出して調べたいのが本音だが、
いちおう試合が終わってから1週間以内を自分の締め切りとしてるのでデータのみ
ジャッジの半数とは全部で9人の場合は4人または5人、半数よりも多いは6人以上のこと
まずはジャンプ
3Aについては半数以上からは8回
うち、半数からは4回で半数よりも多くから+5をもらったのは4回(青色)ある
しかし、
4Tを含む要素は半数からは4回なのだが半数よりも多くからは0回
4Sについては半数からは6回なのだが半数よりも多くからは0回
クワドで半数よりも多くから+5をもらった要素は存在しないんですよ。
4T4Sは単純に分布としてどうなのか?って話
次にスピン
これは1回しかないので何とも
次にステップシークエンス
半数以上からは8回なのだが半数よりも多くからは1回しかない
そしてお気づきだろうか?
SPとFSの両方で行われる要素を見てきたのに半数以上から+5をもらっているのはほぼSPのときだということを
SPとFSの両方で行われる要素ではFSにおいて半数よりも多く+5をもらった要素は存在していない
最後にコレオシークエンス
半数からは5回なのだが半数よりも多くからは0回
まるで見えない壁があるようだ…
特にクワドとFSにおいては
…と思うのは自分だけか?
平昌五輪までの旧ルールのときには感じなかったのに………。